今回は私のこれまでの実体験をもとに、男性の販売員が女性ブランドでお客様と接する上で心がけることや、ポイントについてお話しています。
私自身、現在は新卒で入社した某ファッション企業のMDやマーケティングに携わっていますが、最初は販売員からのスタートでした。
しかも、男性にも関わらず、百貨店に出店しているウィメンズのキャリアブランドに配属となりました。地方出身の私からすると、上京して
最初の配属が超有名百貨店でしたので、ものすごい大きな不安に駆られました。
ただ、そこで怖がっていても仕方ないので、覚悟を決めて仕事をしていたところ、無事に同期で全国1番の売り上げを獲得することが出来ました。
この記事にてお話しすることを参考にしていただき、ぜひお仕事の参考にしてみてください。
目次
男性販売員が心がけること
①清潔感のある身だしなみ
これは大前提ですよね。お客様はもちろん、一緒に働いているスタッフは皆さん女性である場合がほとんどであると思います。
清潔な身だしなみと言っても、細かく見ていくと、たくさんの点が挙げられます。
- 髪型はしっかり整えてるか
- 爪はしっかりと切っているか
- ひげ・毛はしっかり処理しているか
それぞれについてさらにご説明していきましょう。
髪型はしっかり整えているか
1つ目の髪型については清潔感があればどのような髪型でも問題ないと思います。ただ、2点だけ心がけていただきたい事があります。
- 髪が目にかかっていないこと
- おでこが出ている髪型にすること
これが条件です。髪が目にかかっていると、暗そうな人、話しかけづらい人を連想させてしまいます。暗そうな人から話しかけられても、購買意欲は湧きませんよね。なので私はセンターパートでおでこも見せて、目もしっかりと見えるような髪型で店頭に立っていました。
また、まだまだマスクが手放せない世の中ですが、少しでも他人から見える肌の面積が広い方が親近感が湧くため、おでこを出す髪型はおすすめです、
爪はしっかりと整えているか
これはいかがですか?女性は意外と他人の爪を見ています。爪が伸びていたり、汚れていては清潔感がなく女性にとってはあまり良い印象を受けません。女性はネイルなどがあるため、爪を伸ばしている方は多いですが、男性ではまだネイルをされている方は少ないですよね。
そのため、爪はしっかり適度な長さに整えた上で、可能であれば磨くことをお勧めします。爪磨きは100均でも購入できるので、お持ちでない方はご購入をオススメします。商品をお渡しする時など、指の先まで綺麗な販売員に対応された方が気持ちがよいですよね。
ひげ・毛はしっかり処理いているか
最近では男性の脱毛も増えてきてて、毛の処理は比較的お手頃にできるようになってきています。
もちろんファッションの一環としてヒゲを生やすことを否定はしませんが、女性ウケが良いかと考えると、私の経験上は良くないです。それに加えて、ヒゲはより男性的な印象を与えてしまうため、女性の抵抗を増やしてしまいます。
また、夏は半袖丈のお洋服でお仕事をする機会が増えますが、その時も濃すぎる体毛は絶対にNGです。お客様はもちろん、共に働いているスタッフからもあまり良い印象ではないかもしれませんので、気をつけたいポイントになります。
②堅すぎない洋服
これは私が当時のマネージャー(現在は販売員のトップの大先輩)にアドバイスをいただいたポイントです。私は元々セットアップのような綺麗目な洋服が好きで、現在の私服もセットアップが多いです。
セットアップは一見すると綺麗目に見えるし、清潔感もあるため、問題ないのでは?と思うかもしれません。ただ、一点だけ問題点があります。
服装がかっちりとしすぎて、お客様側も緊張してしまう
実はこれがとても重要なポイントとなります。
百貨店のみならず、商業施設にも共通していますが、女性ブランドが入っているフロアはお店はもちろん、基本的には女性の定員さんが接客しますよね。ということは、お客様も頭の中では女性の声を受け入れる脳になっているんですね。
その時に、女性の声より低い男性の声を聞くと少しびっくりされる方が多いんですね。もちろん、アプローチの方法(後程記述します)も重要ではありますが、お声がけして、チラッと見たら、カッチカチのジャケットを着た男性が立っていたらどうでしょう?
普通のお客様であれば、緊張しますよね。自分がメンズブランドを見ていて、女性スタッフから話しかけられることを考えると緊張しませんか?
しかもその女性スタッフがジャケットなど、お堅いお洋服を着ていると緊張しますよね。このように、自分は良かれと思って決めていても、相手にとってはあまり都合の良くないことも考えられるので注意しましょう。
なので、服装は綺麗目ではあるものの、堅すぎないファッションを心がけましょう。
売上は服装によって本当に変わります(経験談です)
③原色の服を着用する
これは私の個人的な主観ですが、原色の洋服を着ていると印象が明るく見えたり、お客様とのお話の話題にもなります、私は緑色が好きなので緑色の洋服をよく着用していました。色がある洋服を着ていると、お客様から『綺麗なお色ですね』と褒められる場面が多々ありました。
お店で販売している商材ではありませんが、お客様との会話の糸口になる重要なアイテムとなってくれます。
また、洋服の形や合わせ方にもよりますが、原色は身につけているだけでおしゃれに見せてくれる効果があるので、おしゃれな販売員を演出できます。
お洋服の組み合わせのみならず、色でも売り上げが変わりますので色々な色を試してみることをお勧めします。
まとめ
今回は女性ウィメンズブランドで働く男性スタッフが心がけるべきことをお話ししました。性別は違えど、性別の違いで売上が決まるわけでは決してありません。私も女性ホルモン0の見た目ですが、お客様にはたくさんご購入いただけました。
心掛けるべきことは、今回お話ししたこと以外にもたくさんありますが、まずは最低限としてお話ししたことを実践してみてください。